ネットニュースで見かけた「RIZIN男祭りにフジテレビ社員が出場」って見出しが
どうしても気になって、YouTubeで試合を探して見てしまった。
名前はウザ強ヨシヤ。最初はネタ枠かと思ったけど、試合前の情報を見てみたら本当に現役のフジテレビ社員で、
しかも会社に無断で出場して戒告処分まで受けてるという話で、いやこれは普通じゃないぞと。
映像を見てみたら、白装束で登場して開幕切腹ポーズ、なんていうか、やっぱり変わってる。
でもそこには本気の目をしてる男がいた。
相手は元K-1の王者で、正直実力差は歴然だった。
ダウンを2度取られて、2ラウンドで完全に沈められた。
でも、それでもファンに手を振って、立ち上がって、最後まで存在感を出していた。
試合の内容うんぬんよりも、その背中にいろんな感情を感じた。
正直、痛々しくもあったし、勇気あるなとも思った。
しかも試合後のインタビューでは「クビ覚悟」「どう処分されても仕方ない」「裁判はしません」と語っていたのが印象的だった。
ここまで振り切って何かに挑戦できる人ってどれだけいるだろう。
たぶん仕事を辞める覚悟で試合に出てる。
でもそれを悲壮感じゃなくて、自分の意志として語っているところが、不思議と魅力的に映った。
周りからは批判も多いだろうけど、会社の看板を背負ってリングに上がったわけじゃなく、自分個人として何かを伝えたかったんじゃないかと思う。
実際、試合内容どうこうよりも「なんだこいつ?」って思って、こうして調べて映像まで見てしまった自分がいるわけで、
ある意味では彼のメッセージは届いているのかもしれない。
今後彼がどうなるのかは本当に分からない。
テレビ局に残れるのか、もう辞めて別の道に行くのか。
でも一つだけ言えるのは、あの試合には確かに覚悟があったし、ただの迷惑行為で終わらせてしまうには惜しい何かがあった。
あの夜、画面越しに感じたざわざわした気持ちを、たぶんずっと覚えてる。
お気楽WEB診断