「秘密のケンミンSHOW」を見ていたら、岩手県の郷土料理「ひっつみ汁」が特集されていました。
スタジオのゲストたちが、あまりにも美味しそうに食べているのを見て、「これは絶対に食べたい!」と一瞬で惹きつけられてしまったんです。
「ひっつみ汁」ってなに?
番組では“すいとん”のような生地をちぎって入れる汁物、という説明がありました。
岩手では昔から「小麦粉をひっつまんで(つまんで)入れる」という意味で“ひっつみ”と呼ぶそうです。
だから、あのもちもちの小麦生地を手でちぎって、具だくさんの汁に入れて煮込むのが最大の特徴なんだとか。
番組のVTRで映し出されたお店では、鶏肉と野菜がたっぷり入った醤油ベースのスープに、ちぎった生地を入れて煮込んでいました。
程よい弾力のある生地がスープとよく絡んで、本当に美味しそう!
岩手の方々が日常的に食べている姿を見ていると、心がほっこりするような郷土料理なんだなと感じました。
実際に作ってみたい…でもどうやるの?
「ひっつみ汁」は家でも作れそう!と思い、レシピを調べてみると意外とシンプル。
ポイントは小麦粉に水を加えてこねる際、耳たぶくらいの柔らかさに仕上げることらしいです。
あとは、時間があるなら生地を少し寝かせてから使うと、よりもちもちになるそう。
スープには鶏肉やきのこ、根菜類を入れて煮込み、最後に生地をひと口大にちぎって入れればOK。
これなら料理初心者でも挑戦しやすそうですね。
ひっつみ汁が持つ「あったかさ」
見ているだけでも感じられる、ひっつみ汁の“あったかさ”。それは身体を温めてくれるだけでなく、
心もホッとするようなぬくもりがある気がします。
岩手の寒い冬、家族が囲む食卓で食べるからこそ、なおさら美味しさを増すのでしょう。
テレビで見ただけなのに、すっかり“ひっつみ汁”の虜になってしまった私。
あのモチモチとした食感を早く味わってみたい!
もし材料をしっかりそろえて、時間がある時に作ってみたら、ぜひ友達や家族にも振る舞ってみたいと思います。